無地セーターの生地

見た目、肌触り、保温性や保湿力など、素材により異なるので、季節で使い分けることにより、より快適に過ごせます。


ウール生地

無地セーター

ウールは羊の毛を使用しており、寒い冬場によく使用される生地の非常にメジャーな素材です。ウールと言うと、ほとんどの人は冬に活躍する暖かい素材というイメージをお持ちかも知れないですが、1年を通して着用する事が可能な非常に 機能性に優れた素材でもあります。代表的なものでは、セーター以外にもスーツ素材にもよく使用されています。

【ウール素材の豆知識】

~夏にウール素材のサマーセーター!~
ウールは熱を伝える効率が他の繊維と比較すると低いため、夏の時期、外の暑い空気の影響を受けにくいという利点があります。ウールの毛が空気の層を作って体と外気の間に空気の壁を作りだしてくれるので、外の気温を通しにくいようにしてくれる効果を持っています。なので、夏は暑い空気をシャットアウトしてくれると言う訳です。夏用に薄地ニットになっているので、通気性も良く、湿気も吸収してくれるため蒸れ対策もOKです。

【ウール素材の良いところ】

  • 生地本来に弾力性がある
  • 吸湿性や保温性に長けておりシワになりにくい
  • 水をよく弾いて湿気による蒸れる事も少ないため、天候の悪い雨の日でも安心して着用出来る

このように、ウールは冬の素材というイメージがありますが、年間を通して着用可能、実は機能性の高い素材です。代表的なものとしては、セーター以外にもスーツ素材にも良く使用されています。難点としては、虫がつく、毛玉になる、縮むという点があげられますが、お手入れを誤らずに管理をすればしっかり状態を保つ事が出来ます。


カシミヤ生地

カシミヤは、カシミール地方で飼育されているカシミアヤギの毛から作られる繊維です。 カシミアヤギ1頭から約150~200g程しか取る事が出来ないため、カシミアの毛はとても貴重で高級な繊維として認知されています。繊維としては、ウールよりもさらに細く、独特のなめらかさや光沢感はカシミヤに含まれている油脂分によって生み出されており、素材も軽やかです。

【カシミヤ素材の良いところ】

  • 大変手触りが柔らかく、肌ざわりも滑らか
  • 品のある光沢感と雰囲気がある
  • 繊維がとても細くしなやかになっているので肌の刺激がない
  • セーターはやわらかくチクチクする事がない
  • 保温性や保湿性も高く、生地に弾力性があるので型崩れしにくい
無地セーターの生地

このように、カシミヤは品があり温かい生地と言う事がお分かり頂けたかと思います。寒い季節にカシミヤ素材は、大変優れものです。寒い季節には、着心地抜群のぽかぽかセーターを一枚は持っておきたいアイテムです。


アルパカ生地

無地セーター

アルパカは、その名前の通りアルパカの毛を使用しており、質感はもふもふでふわふわの毛並みです。毛の特徴として細かい穴があいた造りになっており大変軽く、温度調節機能にも優れており保温性・保湿力も高い素材です。カシミヤ同様に高品質な素材として認知されています。

【アルパカ素材の良いところ】

  • カシミヤ同様に肌触りがとても柔らかく着心地の良さがある
  • 毛玉ができにくく丈夫な生地が魅力
  • アルパカ素材はウールの約半分と言われており軽やか

このように、アルパカは素材のポテンシャルが高いです。カシミヤと同じような肌ざわりで丈夫で暖かな素材は、冬場に重宝しそうですね。見た目の質感としては、カシミヤに比べると少し印象はカジュアルになります。


アンゴラ生地

アンゴラは、アンゴラ山羊やアンゴラウサギの毛を使用しており、とても細くて毛が軽い事が特徴です。保温性や吸湿性に優れており良くセーターの素材として使用されています。高級ブランド衣類等にも良く使用されています。保温性に関しては、ウールの3倍とも言われており寒い冬場の時期でも温かく過ごす事が出来、汗も上手に発散して蒸れを防止し、人気の素材です。

【アンゴラ素材の良いところ】

  • もともと純白の毛のため、色の染まり方もとってもきれい
  • とても暖かい素材で防寒に優れている
  • 独特の美しい光沢感がある
  • 毛の中が空洞なので軽やかな生地
  • ふわっとした見た目が温かみのある印象を与える
無地セーターの生地

このように、アンゴラ素材もカシミヤ・アルパカ同様保温性や吸湿性が高いです。また、ふわふわとした毛並みもアンゴラならではのデザインで良いですね。寒い季節には、アンゴラの素材は見た目にも暖かで素敵です。他のセーター生地と比較すると、毛並みに特徴があるニットになるでしょう。


コットン(綿)生地

無地セーター

コットンは綿とも呼ばれ、原産はインドです 。コットンは、自然派素材で、大変細かな繊維で吸水性にも優れています。コットンの内外で温度差が生じると、内部の水分を吸収して外部へ発散してくれる性質をもっています。その際、同時に熱も奪ってくれます。また、保温性高く生地の加工がしやすい特徴もあります。セーター以外にも沢山の製品に活用されており、大変ニーズの高い素材です。お肌が非常に繊細な赤ちゃんの肌着にも、生地が丈夫で吸水性もバツグンな自然派コットンは重宝されています。

【コットン素材の良いところ】

  • 上品でこなれたコーディネートが出来る
  • カジュアル過ぎない素材感
  • 夏場もサマーセーターとして着用できる
  • 毛羽立ちが無くサラッとしている
  • チクチクしたり、かゆくなったりしにくい

このように、コットンは肌に直接触れる製品に良く使用されている素材なため、肌触りや着心地が良い事が魅力です。コットン素材の中でも、無農薬栽培されているオーガニックコットンは、肌が弱い敏感肌の人にも優しい素材となっています。オーガニックコットンのセーターは、ナチュラルで暖かな雰囲気があり、冬場の季節でも心地良く快適な肌ざわりが人気です。


アクリル生地

アクリルは、化学繊維で合成繊維の中でもウールに似た素材になっています。セーターによく使われる素材ですが、他にもカットソー、肌着、靴下等にも使用されています。肌触りが良くて保温性にも優れており、また、ウールよりも軽く素材で生地が縮みにくい特徴があります。洗濯をして屋外で干していても、紫外線の影響で素材の質が悪くなってしまったり、色が変色してしまう事も少なく、丈夫な生地です。難点としては、吸水性や吸湿性が低くので汗を吸収しにくく蒸れやすい事、静電気が起きる、毛玉が出やすい点がありますが、お手入れを誤らずに管理をすればしっかり状態を保つ事が出来ます。

【アクリル素材の良いところ】

  • 生地がふっくらとして肌触りが柔らかい
  • 弾力性があってシワになりにくい
  • 薬品や虫に強い為品質を損なわない
  • 洗濯をしても生地が縮む事はない
  • 型崩れしにくい
  • 色合いが鮮やか
無地セーターの生地

このように、アクリル素材は着心地が良かったり、生地の丈夫さ、鮮やかな色合いが好みの方はアクリル製品はおススメです。アクリルは鮮やかな染色が可能なので、無地でも色が綺麗に発色するセーターがお好みの人は、アクリル素材は良いでしょう。また、アクリルにっとは価格としても安く手に入れる事が出来るためお手頃価格です。素材のメリットとして乾きやすいという点もあり、洗濯をしてもすぐ乾くので洗濯も楽ちんですね。


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